東京生まれ、日本語とロシア語のバイリンガルの環境に育つ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部を卒業後、英国王立音楽大学へ留学し修士号とアーティスト・ディプロマを取得した。2012・2013年度 公益財団法人ローム ミュージック ファンデーション奨学生、2014年度 公益財団法人明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生。2015〜2016年にドイツ・ライプツィヒにて、2016年〜2018年にかけてはモスクワ音楽院で研鑽を積んだ。
これまで松本裕子、岡田敦子、エレーナ・アシュケナージ、御木本澄子、ヴァディム・サハロフ、ニキータ・フィテンコ、ドミトリー・アレクセーエフ、ゲラルド・ファウト、エリソ・ヴィルサラーゼの各氏に師事。エレーナ・アシュケナージと岡田敦子の両氏にはともに10年以上にわたり師事した。
第2回野島稔・よこすかピアノコンクール最高位、第80回日本音楽コンクール優勝。英国留学中にはマルメ北欧ピアノコンクール第1位、アルマトィ国際ピアノコンクール第2位、また2017年ブラームス国際音楽コンクールでは特別賞を受賞した。
ロイヤル・フェスティバル・ホール、サウスバンクセンター・パーセルルーム(ロンドン)、モスクワ音楽院ラフマニノフホール、東京オペラシティ『B→C』、シャネル・ピグマリオン・デイズ、浜離宮朝日ホールでのソロリサイタルをはじめ国内外にて演奏活動を行う。これまでに、日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、セントラル愛知交響楽団、藝大フィルハーモニア、カザフスタン国立交響楽団、スウェーデン・ルント市交響楽団等のオーケストラ、指揮者ではアレクサンドル・ラザレフ、ダヴィド・ゲリンガス、円光寺雅彦、大友直人、山田和樹等と共演している。「東京・春・音楽祭」やローム ミュージック フェスティバル出演のほか、神尾真由子、玉井菜採、城戸かれん、伊藤亮太郎、ステパン・ヤコビチ、イシュトヴァーン・コハーン、アレッサンドロ・ベヴェラリ、北川翔など室内楽の共演も多い。
2019年にTRITONレーベルより発売されたデビューアルバム[ステート オヴ マインド](レコード芸術準特選盤)ではラフマニノフ、タネーエフ、ショスタコーヴィチ作品の好演に対し「大器を予感させる、スケールの大きなピアノ」と評された。
東京音楽大学非常勤講師、東京藝術大学非常勤講師を経て、現在は東京音楽大学専任講師を務める。国内の主要なピアノコンクール審査のほか、Washington International Piano Festival(アメリカ・ワシントンD.C.)やTalent Music Summer Courses & Festival(イタリア・ブレシア)をはじめ国内外の音楽祭や講習会にも例年招聘されている。
株式会社パシフィック・コンサート・マネジメント所属。
■ 一般社団法人 国際フレンドシップ協会 『The COMMUNICATOR』 5月号
(2014年4月17日発行)
■ 月刊『ショパン』3月号 日本フィル特集 定期演奏会案内 寄稿
(2014年2月18日発売)
■ 月刊『ショパン』2月号 巻頭 新春特別企画 『期待の若手ピアニストたち』
■ 同上 アルマトィ国際ピアノコンクール 参加レポート
(2014年1月18日発売)
■ 浜離宮朝日ホール 2013年9月 ランチタイムコンサート 楽曲紹介コメント
(2013年5月公開)
■ ヤマハ株式会社 『ピアニスト・ラウンジ』
http://jp.yamaha.com/sp/products/musical-instruments/keyboards/pianist-lounge/hope/007/
(2012年9月公開)